- ソロキャンプ用の調理用ナイフが欲しいけど、どれを買えばいいかイマイチ分からないんだよね…
- 色々なナイフがあってよくわからない
- キャンプで調理をする際にお勧めのナイフを教えて!
一般的にキャンプを始める方がが「調理用ナイフを買いたいけど、どのナイフを買えばいいの?」と悩むケースは非常に多いです。
私は2015年から、6年で300泊のキャンプを行ってきました。しかしそれらを通して、数々のキャンプギアの購入を繰り返し、たくさんお金を使い、たくさんの遠回りをしてきました。
そこでこの記事では、キャンプを始める際におすすめの私がおすすめする調理ナイフ【PINEL(オピネル)】の『ギアの紹介』と『具体的な使用例』を解説します。
この記事を読めば、なぜキャンプを始める方にお勧めの調理ナイフが「PINEL(オピネル)」なのかが分かります。
すでに「PINEL(オピネル)のナイフ」をお持ちの方は以下の記事もお勧めです
【オピネル】はコスパ最高のソロキャンプ用調理ナイフ
キャンプするなら「オピネル」は一本持っていて損はないナイフです
みなさんはキャンプで調理をする際にナイフは使われていますか?
手の込んだ料理をしなくとも、ソロキャンプの際に調理用ナイフが1本あると雰囲気も気分も上がりますね。
今回は私が愛用しているコスパ最高のナイフ、【PINEL(オピネル)ナイフ】の紹介をしていきたいと思います。
「PINEL(オピネル)」のナイフの紹介
PINEL(オピネル)とは?
出典:オピネル正規代理店 ハイマウント
オピネルは主に折畳ナイフを販売しているフランスのメーカーです。
頑丈、素朴、機能的。世界で最もシンプルなナイフは、1890年フランスのサヴォワ山中にある小さな村で産声を上げました。
刃物職人の父に持つジョセフ・オピネルは、1890年に折りたたみ式ナイフの原型を開発し、そのナイフは開発者の名前にちなんでオピネルと名づけられました。1897年には、No.01からNo.12まで12種類のサイズで展開。1955年には、ジョセフの息子であるマルセルが、使用中でも持ち運び中でも刃をしっかりと固定できる「ビロブロック」を開発。その画期的な機能は、現在でも引き継がれています。
1985年には、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館の「世界の美品100特選」に選ばれたほか、ニューヨーク近代美術館目録にもその名を連ね、1989年にはラルース百科事典に後世に残したい品として掲載されています。
130年以上の間、OPINELは自然愛好家、料理人、登山家、ガーデニング、有名な芸術家や冒険家をはじめ、世界中のさまざまな人に愛され、選ばれています。
出典:オピネル正規代理店ハイマウント
フランスでは、刃物を扱える年頃になった子供に「ファーストナイフ」としてオピネルを贈る習慣があるそうです。
刃が薄く研ぎやすく、刃をつけてあげると非常にシャープな刃にもなります。
私自身キャンプには毎回持って行く数少ないギアの一つになっています。
PINEL(オピネル)の特徴
材質
刃の材質は「ステンレススチール」と「カーボンスチール」があります。
研いだ時の刃の切れ味はカーボンスチールが1枚上手ですが、カーボンスチールは錆びやすい特性もある為に調理用での使用であれば個人的にはステンレスタイプの選択をおすすめします。
ステンレススチール
鉄にクロムやニッケルを含み、クロム含有量が少なくとも10.5%以上の合金鋼のことをステンレススチールといいます。
出典:オピネル正規代理店ハイマウント
クロムの追加により、パッシベーション層という極薄酸化膜を表面に作り出し、刃をサビから保護しています。
このことから、 全てのオピネルのステンレススチールナイフに「さびない鋼鉄」を意味する「INOX」の文字が刻印されています。
カーボンスチールナイフほど頻繁にメンテナンスを必要とせず、お手入れが楽チンなのが嬉しいポイント。
また、耐摩耗性が高く、セラミックなどの硬い表面で使用しても大丈夫です。
カーボンスチール
スチールとは鉄と炭素の合金のこと。その他元素をほぼ含まない鋼のことをカーボンスチールといいます。
出典:オピネル正規代理店ハイマウント
カーボンスチールナイフの魅力は、なんといっても切れ味が抜群なこと。
研ぎやすい性質なので、普段から刃のメンテナンスを心がけていれば切れ味を完璧に保つことができます。
自分流に切れ味をコントロールしたい方や、日頃から手をかけてメンテナンスを楽しみたい方にはうってつけ。
ただし、欠けやすくサビやすい性質もあるので、 硬い表面での使用や湿気の多い環境での使用・保管は注意が必要です。
一目で材質がわかるよう、オピネルの全カーボンスチールナイフの刃に「CARBONE」の文字が刻印されています。
サイズ
サイズはカーボンスチールとステンレス共に「#」で表記されています。
番号ごとに1cmずつ刃渡りのサイズが異なり「#6」は6cm、#10は10cmとなっていて、現行のラインナップは#6~#12とされています。
メーカーが明記しているおすすめのサイズは下記のようになっています。
- 男性:#9~#10
- 女性:#8~#9
- 子供:#7
私自身は当時「#9」が安く販売していたので「#9のステンレススチール」を使用しています。
柄と刃の接点部分のパーツが刃を固定するパーツなのですが「N09」の印字が見えると思います。
価格
- サイズ#6~#12
- ステンレス:¥1900~¥3200(税別)
- カーボン:¥1600~¥2900(税別)
オピネルナイフの特徴の一つに「価格」があります。
¥2000前後の価格で手軽に購入できるコストパフォーマンスの良さもオピネルナイフのメリとになります。
※柄が濡れると刃が非常に出しづらくなる
柄が乾いていれば何の問題もないのですが、柄の部分が濡れてしまうと、柄の木材が膨張してしまい、刃を出し入れする際にきつくて非常に出しづらくなってしまう現象が起こります。
対処法として「オイル漬け」をされている方もいらっしゃいますが、オイルに漬けてしまうと流石に柄の部分がベタついてしまいます。
そこで私が実践した方法を下記に記載します。
柄を削る
刃の付け根と接している柄の部分をカッターで研削してみました。
下は現在のナイフの状態ですが、柄と刃の接点部分に隙間ができているのが確認できると思います。
正直、若干削り過ぎてしまった状態です。
ナイフと柄の接点に余裕が生まれ刃がするする動くようになり、とても快適に使えるようになりました。
写真のように若干ガタガタに見えるような状態でも、ロック部分でしっかり固定すれば何の問題もなく使えます。
改めてですが、柄をオイル漬けにすると多少のベタつきが生まれると思いますので「柄がキツくなる問題」にお困りの方は上記の加工をおすすめ致します。
私の使い方
私の主なオピネルの使用方法を記載します。
ちょっとした料理の際にはもちろん使うのですが、もはや使用用途の95%が「肉用のカット用ナイフ」になっています。
下の写真は「鳥のもも肉」を焚火で焼いたモノです。
焚き火で炙り焼きながら、少しずつオピネルでカットしながら頂いています。
下の写真は私が良くする「肩ロースの干し肉あぶり焼き」です。
ピコグリルで焚火をしながら横からの熱で時間をかけてあぶり焼きにします。
下からオピネルでそぎ切りながらゆっくり呑みながら頂いていますが、肉の切れ味が良いとなお美味しくなるのは気のせいでしょうか。
最後に
今回は私が愛用している調理用ナイフ【OPINEL(オピネル)】の紹介記事でした。
オピネルは約130年の歴史があるナイフです。
しかし非常に安価で入手でき、使い勝手もとても良く、amazonでもどこでもいつでも購入できるナイフです。
- 今からキャンプを始められる方。
- ソロキャンプを始めてコンパクトな調理ナイフをお探しの方。
- トレッキングなどのアウトドアでエマージェンシーとしてナイフを携えたい方。
- 切れ味の良い「肉用ナイフ」を探している方。
上記のような方には「OPINEL(オピネル)」のナイフをおすすめします。
[…] […]
[…] […]