こんにちはTakaです
このブログは私自身が2015年から行ってきた累計284泊のキャンプの経験を用いた視点、実体験をもとに、「ギア紹介」「キャンプ場紹介」「アウトドア日記」などをご紹介する内容になっております
ご案内する内容が皆様のアウトドアライフの参考になりましたら幸いです
HILLEBERGのギアを7つ所有する私がヒルバーグを解説
私が辿り着いたテントメーカー【HILLEBERG】
私が初めて購入したヒルバーグの製品はトンネルテントの「nallo4gt」でした
それから4年間でHILLEBERGのギアを7つ使い、
240泊のキャンプを行ってきた私は【HILLEBERG】というメーカーが大好きになってしまいました
今回は私が愛用しているテントメーカー【HILLEBERG】を
実際に私が愛用しているギアを用いてご紹介していきたいと思います
【HILLEBERG】ギアの購入を検討されていらっしゃる方の参考になりましたら幸いです
HILLEBERG(ヒルバーグ)とは
出典:ヒルバーグ正規代理店 A&F公式サイト
HILLEBERG(ヒルバーグ)はスウェーデンのアウトドアメーカーです
TV番組の「イッテQ」でイモトさんが南極で使用していたテントもHILLEBERGでした
ロケ中にテントポールが折れる内容がありましたが、
ソレに対しては使い方を含めた色々な説がありましたね
HILLEBERGの製品は5つのレーベルに分かれています
- ブラックレーベル(12アイテム)
- レッドレーベル(17アイテム)
- イエローレーベル(8アイテム)
- ブルーレーベル(2アイテム)
- シェルターレ-ベル(13アイテム)
なんと全部で52アイテムもあり、最近ではほぼ毎年新製品が発表されています
(ここでのアイテム数はインナーテントを除く2020年9月時点の数字です)
「Kerlon(ケルロン)」というシルナイロン素材を使用
リップストップナイロンにシリコンを含有させた生地がシルナイロンとなっていますが、HILLEBERGでは独自で創ったシルナイロン「Kerlon(ケルロン)」という素材を使っています
ケルロンは引裂き強度が他のシルナイロンと比べて非常に強く、全てのテントのフライシート、シェルター(タープ)に使われています
「Kerlon(ケルロン)」の特徴
- 経年劣化がほとんどなく基本的に加水分解しない
- 撤収が楽→濡れていてもバサっと生地を振るうと水分が飛んでいく
- 軽くて強い
引裂き強度の比較
生地の破れにくさを示す「引裂き強度」をレーベル別に下記にまとめました
ブルーレーベル:kerlon2000 20kg/44lb
ブラックレーベル:kerlon1800 18kg/40lb
レッドレーベル:kerlon1200 12kg/26.5lb
イエローレーベル:kerlon1000 8 kg/22 lbs
一般的なテント:2~3kg(4.4~6.6lb)
一般的なテントと比較すると「ケルロン」がいかに丈夫な生地かが解ると思います
HILLEBERGの製品を5つのレーベルごとに紹介
ヒルバーグの商品は季節や環境、用途などに合わせて5つのレーベルに分かれています
①ブラックレーベル
快適性と使い易さを最重視するなら、そしてどの季節にも完全に対応する耐久性を求めるならブラックレーベルが一番の選択肢です。(公式ホームページから抜粋)
私の見解
一晩で1mの降雪があるような環境での使用でも積雪に負けないフレーム剛性があり、
ベンチレーションが高い位置にある為に雪によって通気が塞がれないような設計がされています
剛性がある代わりに総重量は重くなります
また、フライシートが地面に着地しているので風通しは悪くなるために夏場の快適性は劣ります
使用例
秋田県 とことん山キャンプ場にて
テント:STAIKA タープ:tarp10UL
一晩で70cmの降雪、、まさしくエクスペディションな環境でした

この時はバックパック装備でのキャンピングでした

②レッドレーベル
レッドレーベルテントはあらゆる季節に対応する耐久性と安定性を備えつつ、軽量であることを重視する人に最適です。(公式ホームページから抜粋)
私の見解
基本4シーズンテントですが、ブラックレーベルに比べて強度を落として軽量化に重きをおいたモデルです
ただ、ベンチレーションが高い位置に着いていない為、一晩に降雪が1m程あるような環境だとベンチレーションが塞がってしまい換気ができなくなってしまう為危険です
ブラックレーベル同様、フライシートが地面に着地しているので夏場の快適性は劣ります
強さと重量のバランスの良さがこのシリーズの特徴です
使用例
宮城県 牛野ダム
テント:Nallo4GT
ナロはナロー(狭い)な所でも設営できます
強風のコンディション以外ではペグはいつも6本です

冬は前室にストーブを入れてシェルターにしても使用しています

③イエローレーベル
イエローレーベルテントは軽量性を最優先し、雪のない期間、比較的安全な地形、温暖な環境での活動に使用する場合に最適な選択肢です。(公式ホームページ抜粋)
私の見解
基本3シーズンテントですが、イエローレーベルの中で唯一「Enan(エナン)」だけがフライが地面に着地しています
ハイカーなど軽さを優先するユーザー向けのラインナップです
ちなみにエナンはフットプリントを除く総重量が1kgない軽量モデルです
使用例
秋田県:栗駒山 須川野営場
テント:Enan
バックパックに14kgの装備を担いで20kmの行程をテント泊登山で楽しんできました

私にとってこの山行はとてもいい経験になりました

厳冬期のキャンプでもテストしてみましたが、使い方次第では「Enan」はオールシーズンテントなのだと思い知らされました

④ブルーレーベル
ブルーレーベルテントはヒルバーグ社の性能を場面に応じて組み合わせ、それぞれの用途に適するように設計、製造されています(公式ホームページ抜粋)
私の見解
簡単に表現すると「エクスペディションなグループテント」です
ラインナップには「アトラス」と「スタロンXL」がありますがいずれも連結できる特徴があり、拡張性が高いテントになっています
アトラスは¥375000(税別)スタロンXLは¥830000(税別)
お値段もエクスペディションなテントになっております
使用例
秋田県 とことん山キャンプ場
テント:ATLAS
年末に家族で3泊した時の写真です
3日間で100cm以上の降雪量でしたがアルパカストーブのみで快適に過ごせました

薪ストーブをインストールして「ぬくぬくキャンプ」もたまにします

⑤シェルターレーベル
ヒルバーグ社のシェルターは意図的にミニマリズムを基盤として設計されています。シェルターにおけるミニマリズムは面白い可能性に満ちています。故意にテントの安全性を捨て、シェルターを使うという挑戦を楽しむ人もいます。(公式ホームページ抜粋)
私の見解
簡単にいうと【シェルターレーベル】は「タープ」と「メッシュシェルター」のシリーズです
タープに関しては大きく「UL」と「XP」のモデルがあります
- ULモデル:薄い生地を使用していて軽いが遮光性に劣る
- XPモデル:ULに比べて生地が厚く遮光性がULに比べれば高い
「MIL」という遮光性能が高い軍用モデルもありますが現在は一般販売していないようです
私はMILの20を所有していますが、ファミリーキャンプには欠かせない存在になっています
ヒルバーグのテントとヒルバーグのタープは最高の組み合わせです
その他、「ビバノラック」、「ウインドサック」というサバイバル要素が強いアイテムもあります
使用例
秋田県 とことん山キャンプ場
タープ:Tarp5
ハンモック:hennessy hammock ウルトラライトバックパッカー
この日のテーマは「UL装備での雪中キャンプ」でした
「Tarp5」は独特な形状の為、このような張り方もできます

宮城県 牛野ダム
タープ:Tarp10ul
ハンモック:hennessy hammock ウルトラライトバックパッカー
「Tarp10」はハンモックとの相性も抜群です

宮城県 吹上高原キャンプ場
タープ:tarp20mil
テント:ATLAS
ファミリーキャンプの時は「Tarp20MIL」が活躍します
スクエアな形状でこれほどの大きさになると、とても風に弱くなりますが、
ヒルバーグの「Tarp20」はガイロープが16本もあり風にも強い特性があります

まとめ
今回は私が愛用しているアウトドアメーカー【HILLEBERG】の紹介コンテンツでした
私のキャンプ人生はスノーピークから始まり、
MSRで失敗をし、
HILLEBERGに行きつきました、、
HILLEBERGはレーベル別に多様な用途に細分化されていますが、
他メーカーでここまで細分化されたラインナップを揃えているメーカーを私は知りません、、
私がSTAIKAを注文したのは2018年の8月でしたが、実際手元にきたのは同年の11月でした、、
上記の点から、無理な大量生産をしていないメーカーなんだとも感じました
海外製品特有の「品質の荒さ」が少なく、
製品の細かな部分を見ても非常に丁寧で良い仕上がりになっています
そして、決定的なのは「ケルロン」の素材です
他メーカーのソレとは異なるシルナイロンの質感、
加水分解せずに長く使えるマテリアル、
私がHILLEBERGを使いはじめてからもう少しで4年が経とうとしています
「Nallo4gt」の初張りから本日まで240泊キャンプをしてきました(2020年9月30日時点)
そんな私の結論は
「HILLEBERGは私にとって最高のテントメーカーだ」
という事です

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