- HILLEBERGの「Enan」ってどんなテントなんだろ…
- 「Enan」の情報が少なくてよくわからない
- HILLEBERGの軽量テント「Enan」の事をを教えて!
HILLEBERGの軽量テントの購入を検討している方が「HILLEBERGのEnanってどんなテントなの?」と悩むケースは非常に多いです。
私は2015年から、6年で300泊のキャンプを行ってきました。しかしそれらを通して、数々のキャンプギアの購入を繰り返し、たくさんお金を使い、たくさんの遠回りをしてきました。
そこでこの記事では、コンパクトで軽量なミニマルなキャンプにとても相性がいいテント【HILLEBERG Enan】の『特徴』と『具体的な使用例』を解説します。
この記事を読めば、なぜHILLEBERGの軽量テントに「HILLEBERG Enan」を選ぶのかが分かります。
すでに「HILLEBERG Enan」をお持ちの方は以下の記事もお勧めです
【ヒルバーグ】「アクト」と「エナン」で迷ったらエナンをお勧めする話
「HILLEBERG(ヒルバーグ) Enan」の紹介
皆様はソロキャンプの際にどのようなテントを使われていますでしょうか?
- 軽量でバックパックに仕舞えるミニマムなテントを検討している。
- ダブルウォールで快適に過ごせるテントがいい。
- フライのみではシェルターとしても張りたい。
こんな用途で選ぶと、一般的なテントでは選択肢には入ってきませんよね。
今回はこんな用途に適したミニマムなソロキャンプに丁度いいテント、「HILLEBERG Enan」の紹介をしていきたいと思います。
HILLEBERG(ヒルバーグ)とは?
HILLEBERG(ヒルバーグ)はスウェーデンのアウトドアメーカーです。
全部で5つのレーベルに分かれていて、総数はおおよそ57アイテムにもなります。(インナーテントは除く2023年2月時点)
詳細はHILLEBERGの詳細記事ご覧下さい。
「エナン」とはどんなテント?
一見、Enan(エナン)1人用ソロテントはヒルバーグ社のオールシーズン対応テントであるレッドレーベルのAkto(アクト)に非常に似ています。そう、2015年に発表されたEnan(エナン)は1995年に開発されたAkto(アクト)から発展したのです。
Enan(エナン)開発にあたっての目標は、「雪がない冒険活動」というコンセプトに完全に適応する、居住空間が広い1人用テントを設計することでした。全てのイエローレーベルテントは非常に軽量で耐久性に富み、Enan(エナン)もまたその例に漏れません。それぞれの用途のためにできるだけ軽量に、そしてそれぞれの用途を行うにあたり遭遇しうる条件に耐えるだけの耐久性を兼ね備えたテントを作りたかったのです。
レッドレーベルの兄弟分であるAkto(アクト)と同様、Enan(エナン)は頑丈で多様性に富む1人用ソロテントとしての性能を証明してきました。多くの人びとがEnan(エナン)を用いて様々な条件の場所のエクスペディションに成功したという声を聞きます。その中にはEnan(エナン)の想定される性能を超えるような条件に挑戦した人もいました。2015年には、Enan(エナン)はドイツ最大のアウトドア雑誌「Outdoor」よりエディターズ・チョイス賞を受賞するという栄光にあずかりました。
出典:ヒルバーグ公式サイトより
サイズ&スペック
- 重量 :最小重量(総重量)/970g(1.2kg)
- 収容人数 :ソロテント
私が思うエナンの特徴
エナンはヒルバーグのテントレーベルの「イエローレーベル」に属します。
イエローレーベルは積雪期を除いた3シーズンテントの立ち位置ですが、軽さも追求した特徴があります。
特徴【1】とても軽量
ダブルウォールテンントにもかかわらずにペグを含めたテント重量は「1.2kg」となっていて、非常に計量な特徴があります。
特徴【2】フライが着地している
フライが着地している為、風の強い日や本来イエローレーベルが苦手とする冬季の降雪がある天候でもテント内に吹き込みずらくなっていて様々なコンディションに対応できるテントだと思います。
特徴【3】開閉できるフラップ
サイドのフラップを開け閉めできる為、天候に応じてテント内の環境をコントロールできる。
フラップを閉じた状態
フラップを開いた状態
私がエナンを選んだ理由
私は下記のHILLEGERGのテントを所有しています。
トンネルテントの「NALLO4GT」
自立テントの「STAIKA」
大型自立シェルターの「ATLAS」
上記のテントを所有した上で「エナン」を選んだ理由
- トンネルテントを所有すると設置場所を選ばない自立テントが欲しくなる。
- ➡︎トンネルテントと自立を所有すると大きなシェルターが欲しくなる。
- ➡︎上記に不足しているテントは軽さ、、
- ➡︎1人で過ごせる最低限のスペースがあればいい。
上記の思考から「一人用のワンポールタイプのソロテント」の購入を決意したのでした。
同社の「アクト」と「エナン」で悩みました
HILLEBERGの1Pテントの定番といえば「Akto(アクト)」があります。
アクトはレッドレーベルでオールシーズン対応できるHILLEBERGを象徴するテントの一つです。
ベンチレーションもテント上部にある事により70cm程の積雪にも対応できますし、サイドのガイロープも多く設定されていてエナンに比べてフライシートの剛性も高く、スペックは1段上のテントに仕上がっています
世界的にとても人気がありヒルバーグの代表的なテントが「アクト」なのです。
「アクト」ではなく「エナン」を選んだ理由
2020年1月に私は登山を始めました。
そんな事もあり「登山テント泊」の夢も膨らんだ事から、「せっかく使うなら軽いテント」という事でアクトのテント重量「1300g」に対して「970g」のアクトを購入する事になりました。
ちなみに、「アクト」のガイロープが「6本」に対して、「エナン」は3本で完結します。
また、「アクト」を所収している友人がテント設営に慣れる前の証言だと、「テントを20回ほど張ったとしてもしっかり綺麗に張れるのは3回ほど」との話がありました。
その点「エナン」はガイロープが3本というシンプルさも作用して、設営のしやすさの点でも、シンプルでとても張りやすいテントになっています。
- アクトに比べて軽い。(アクト1300g:エナン970g)
- アクトに比べてガイロープが少なく設営が簡単。
- アクトに比べて綺麗に張りやすい。
この3点で私はアクトではなくエナンを選択しました。
「アクト」と「エナン」で悩んでいらっしゃる方は上記を参考にして頂けると幸いです。
「エナン」の具体的な使用例
下記に実際に私が使っている様子をご紹介します。
テント泊登山
2020年2月。
初張りはとあるキャンプ場の山頂でした。
水2L、ビール350ml×3本、2食分の食事、お菓子etc、、
バックパックの重量は13.5kgでした。
キャンプ場の周りを無駄に60分程トレッキングをしてから山頂に設営しました。
当日はすごくワクワクした記憶があります。
船形連峰に沈む夕日を見ながら、飯豊連峰でのテント泊を夢見ていました。
それから1年7ヶ月後の2021年9月14日。
私は200名山の宮城県「栗駒山」で人生初のテント泊登山を行ないました。
「エナン」のおかげで「人生の尺度」でも良い経験と思い出ができました。
上記は2023年6月に行ったテント泊登山時のキャンピングの写真です。
バイクキャンプ
エナンはミニマムな装備でのバイクキャンプにも適しています。
当日はオートキャンプでしたが、「日中走って、夜寝るだけ」になりがちなキャンプツーリングも相性がいいテントだと思います。
オートキャンプ
「ソロの集い」に、それぞれ1Pテントを持ち寄ってみました。
- 左:ヒルバーグ アクト
- 奥:フェールラーベン アビスコライト1
- 右:ヒルバーグ エナン(私)
同じようでもそれぞれ個性がでるのもテントの魅力。
小さな幕だと撤収作業も自宅でのテントの乾燥作業も楽に行える為、エナンはオートキャンプでも活躍してくれます。
実は真冬でも使える3シーズンテント
下記は2021年2月、「厳冬期のとことん山キャンプ場」で「バックパック縛り」でキャンプを行いました。
実際「エナン」はイエローレーベルで冬を除いた「3シーズテント」のカテゴリーですが、フライシートが地面に着地していることによって隙間からの冷気の流入を防いでくれます。
タープと併用することによって、厳冬期の2日間で積雪量60cmを超えるようなコンディションでも快適に使える事を証明できました。
まとめ
今回はHILLEBERGの1人用テント「Enan」の紹介でした。
- ダブルウォールの構造で1.2kgのテント重量。
- フラップの調整で天候に対応しやすい機能。
- 年中通して使える丈夫な1Pテント。
「テント泊登山」や「ミニマルな装備でのテント泊」などのシチュエーションにはもってこいのテントです。
- コンパクトで軽量で丈夫なソロテントをおい探しの方。
- バイクキャンプなどでテントに信頼性と仕舞の両立を必要としている方。
- 年間通して快適に使える軽量なソロテントをお探しの方。
上記の方には【HILLEBERG Enan(エナン)】をおすすめ致します。