- キャンプ用のナイフが欲しいけど、どれを買えばいいかイマイチ分からないんだよね…
- 色々なナイフがあってよくわからない
- キャンプをする際にお勧めの焚き火ナイフを教えて!
一般的にキャンプを始める方が「ナイフを買いたいけど、どのナイフを買えばいいの?」と悩むケースは非常に多いです。
私は2015年から、6年で300泊のキャンプを行ってきました。しかしそれらを通して、数々のキャンプギアの購入を繰り返し、たくさんお金を使い、たくさんの遠回りをしてきました。
そこでこの記事では、キャンプを始める際におすすめの焚き火ナイフ【MORA コンパニオンヘビーデューティー】の『ギアの紹介』と『具体的な使用例』を解説します。
この記事を読めば、なぜキャンプを始める方にお勧めのナイフが「MORA コンパニオンヘビーデューティー」なのかが分かります。
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1本目の焚火ナイフには【モーラ ヘビーデューティー】がおすすめ
ナイフがあるキャンピング
ナイフがあると焚火がとても愉しくなる
キャンプを始めて焚き火をするようになると、その前と比べて薪を扱う機会が格段に増えます。
私が焚火をするようになった頃はガスバーナーで半ば強引に着火させていた記憶がありますし、今となってみるとそれは懐かしい思い出です。
焚火に慣れてくると、夜に向けての焚火の準備作業が大切になってきますし、「焚き付け」を含めた準備の工程にこだわりを持ちたくなり、愉しみをおぼえるようになってきます。
そこで焚き火の焚き付け作業に奥深さを与えてくれる道具の一つが「ナイフ」です。
今回は数あるナイフの中で、私が1本目のキャンプ用ナイフにおすすめする【モーラナイフ】のご紹介をしていきたいと思います。
ナイフがあれば「フェザースティック」が作れる
私にとってナイフの一番の使用目的は焚き付け時に使う「フェザースティック」を作る事です。
下の写真はナイフを購入した当時に私が作ったフェザースティックです。
慣れてくるとメタルマッチを用いてフェザースティックに直接火を起こすことも簡単にできるようになります。
下の写真は小学校3年生(当時)の息子の火起こしの様子ですが、コツをつかめば小学生でも着火することは可能になります。
メタルマッチを用いて焚き付けを行うと、いつもの焚き火がいつも以上に愉しく感じるのは私だけではないはずです。
「MORA(モーラ)ナイフ」の紹介
MORA(モーラ)とは?
MORA(モーラ)はスウェーデンにあるナイフを取り扱う王室御用達の伝統的なメーカーです。
スウェーデン中部のモーラ地方は昔から痩せた土地で農作物があまり取れなかったので、豊富にあった木材と鉄を利用して家具などが盛んに作られ、作業に必要な道具としてナイフも作られるようになりました。1600年頃には切れ味の良いナイフが作られることで有名な地域となり、1891年にモーラ地方の郊外で後のモーラナイフの最初の工場となる会社が設立されました。
出典:モーラナイフジャパン公式サイト
職人たちの手で伝統的に受け継がれてきた鋭い刃と握り易いグリップとを量産して組み合わせることで質の高いナイフを生み出すことに成功。赤い樺材で作られた印象的なグリップのナイフは現在でもナイフと言えばスウェーデンの多くの人がこのクラッシックモーラナイフを想いうかべる程、シンボル的な存在になりました。2005年には系列の2つの会社が合併してMora of Swedenとなり、創業125周年を迎える2016年にブランド名であるMoraknivを正式に社名といたしました。その品質はスウェーデン国王からも高い評価を受け、スウェーデンを代表するメーカーのみに与えられる王室御用達の認定を受けています。
モーラナイフをおすすめする理由
コストパフォーマンスが高い
2000円程度の価格帯で気軽に購入しやすい。
この品質でこの価格は驚かされます。(※下の商品は主題のものではありません)
鋼材が良い
見た目だけの安物ナイフは沢山ありますが、モーラの製品は良い鋼材を使っています。
砥石でしっかり刃を付けてあげればコピー用紙もスパッと切れるような鋭い切れ味になります。
伝統的なデザイン
北欧の伝統的なナイフ形状で、ブッシュクラフトナイフの定番の刃先形状にもなっています。
「スカンジグラインド」は他のグラインドに比べて研ぎ易いため、研ぎの練習にもなります。
また、グリップも握りやすく滑りづらく非常に優秀です
メイドインスウェーデン
本国で製造している「メイドインスウェーデン」な点も評価が高いです。
結論「コンパニオンヘビーデューティーMG」がおすすめ
コンパニオンシリーズは、ブッシュクラフトやハンティングなどのアウトドアアドベンチャーにぴったりのオールラウンドナイフです。
出典:モーラナイフジャパン公式サイト
ブレードには三層構造のカーボンスチール製を採用し、メンテナンスの手間はかかるものの、容易に研ぎなおすことができるので長くご使用いただけます。
また、TPEラバーハンドルの強いグリップ力により安全かつ安定して作業することができます。シースにはベルトクリップが付属し、ベルトやバックパックなどに取り付けて、いつも手元にナイフを置いておくことができるなど携行性にも優れています。
コンパニオン ヘビーデューティーMG
■柄素材:ラバー 刃素材:カーボンスチール
■刃長:約104mm
■全長:約224mm
■刃厚:約3.2mm
■重量:101g(ナイフのみの重量)
■付属品:プラスチックシース
■生産国:スウェーデン
■本体価格:2400円(税別)
ちなみに商品名の「MG」はハンドルのカラーになりますが、他にオレンジカラーもあります。
2020年に1回目の記事を投稿してから3年後の2023年に記事の書き直しを行いましたが、数あるキャンプギアが値上げをしている中、このナイフの価格は据え置きになっていて驚きました。
何といっても品質の良い鋼材と優秀なグリップの組み合わせのナイフがこの値段となると考えられないくらい優秀でコスパの良いナイフだと思います。
また、刃の長さも取り扱いやすく、刃厚が3.2mmという点では軽度な「バトニング」なども可能にさせる強度も兼ね備えている部分も「ヘビーデューティー」をお勧めする理由になっております。
鋼材はステンレス?、カーボンスチール?
最後に鋼材を「ステンレス」にするか「カーボンスチール」にするかの二択になります。
ステンレスとカーボンスチールはそれぞれ特徴がありますが、私は以下の点で「カーボンスチール」をおすすめします。
- ステンレスに比べて柔らかい為研ぎやすい。
- ステンレスに比べて刃もちは悪いがカミソリのようにも研げる。
ステンレスに比べて研ぎやすく、刃がつく実感も得やすいです。
※カーボンスチールは錆びやすい特性があるので、魚釣りや調理等での使用であればステンレスのナイフをお勧めいたします。
どんなに良いナイフでも研ぐ事で本領を発揮します
どんなに高級なナイフでも、どんなに質の良い鋼材を使ったナイフでも、しっかり研ぐ技術が無ければ「宝の持ち腐れ」になってしまいます。
(※極論を言うと、ナイフといえども個人の趣味嗜好な為、どんなナイフを使おうが本人が良ければいい話ではあります)
また、きっちり研げないと無駄に研ぐ工程、回数が多くなってしまう為、ナイフの刃が早く痩せてしまい寿命も短くなってしまいます。
硬い鋼材であればある程、研ぐ技術は大切で難しくなってきてしまいます。
そんな意味合いでもモーラのナイフで「研ぎ」をある程度学んでから、次のナイフにステップアップする事を強くお勧め致します。
この価格なら「カスタム」も気軽にできます
この写真はべベル(ブレードに対して刃の部分)を切り上げてアペックス(先端部)のアングル(刃の角度)を小さくしてみた写真です。
箱から出した状態の倍くらいにベベル切り上げています。
結果、ベベルをタイトにしたことによって薪に対して深く刺さり過ぎてしまいイマイチでしたので下の加工を行いました。
薪にあたる側のべベルの段差を削り落としてコンベックス(はまぐり刃)にしてみました。
これでナイフの刃が木材に対して滑るように当たり切れ込む角度も浅くなった事でキレイなフェザースティックが作れるようになりました。
下の写真は仕上げに磨いた様子です
ここまでくると別物のナイフになっていますし、もはや自己満足の世界ですね
こんな事をしながら、ひたすらナイフを研ぎながら「研ぎ」を学ぶ事ができました。
まとめ
今回は1本目のキャンプナイフにおすすめする【コンパニオンヘビーデューティー】の紹介記事でした。
【MORA コンパニオンヘビーデューティー】で手軽に本格的なスカンジナイフを手に入れることができます。
また、比較的に安価な為に遠慮なく「研ぎ」の練習をする事ができ、研磨作業の上達にもつながります。
現在の私にとってモーラのナイフは主力のナイフではないですが、それを使い倒した期間があったからこそ、現在使用しているナイフを扱える事ができているのだと強く感じています。
ナイフを上手く扱い「焚き付け」の技を身に付ければ、「焚き火」に対しての愉しみもいっそう深くなる事まちがいなしです。
- キャンプ用ナイフが欲しいけど、どのナイフを買えばいいか迷っている方
- 色々なナイフがあってよくわからない方
- キャンプをする際にお勧めの焚き火ナイフを探している方
1本目のキャンプ用ナイフには【コンパニオンヘビーデューティー】をおすすめ致します。