- 徒歩キャンプなどで使うコンパクトで軽量なUL焚火台はどれが良いかな…
- 色々な焚火台があってよくわからない
- コスパが良くて、燃焼効率が良い「UL焚火台」を教えて!
一般的に徒歩キャンプやバックパックキャンプなどでギアの軽量化を求める方が「軽量でコンパクトな焚火台はどれが良いんだろう、、」と悩むケースは非常に多いです。
私は2015年から、6年で300泊のキャンプを行ってきました。しかしそれらを通して、数々のキャンプギアの購入を繰り返し、たくさんお金を使い、たくさんの遠回りをしてきました。
そこでこの記事では、【huanbush のUL焚火台】の『特徴』と『具体的な使用例』を解説します。
この記事を読めば、なぜコンパクトで軽量なUL焚火台に「huanbushの焚火台」を選ぶのかが分かります。
すでに「huanbushの焚火台」をお持ちの方は以下の記事もお勧めです
【huanbush UL焚火台】コスパ最高のUL焚火台はコレ!
折り畳み式「UL焚火台」という選択
バックパックキャンプのようにコンパクトな装備でのぞむキャンピングに用いる焚火台の選択肢は色々ありますが、今回はそんなULキャンプスタイルで活躍してくれる焚火台「huanbush UL焚火台」をご紹介していきたいと思います。
ステンレスの板を加工したシンプルな構造の焚火台になりますが、とても軽量でとてもコンパクト。なおかつ燃焼効率が非常に高いのが特徴になります。
本家は「Picogrill(ピコグリル)85、239」?
Picogrill(ピコグリル)とは?
ピコグリルはスイスの「STC社」が製造するコンパクト焚火台です。
2011年にブルーノ・ヴァンゼンリート氏によって設計、デザインされたもので、創作されてからの歴史は意外と浅いメーカーとなっています。
ピコグリルが登場する以前は、オートキャンプ用品としての焚き火台製品はハイキング用途として持ち運んで活用するには重量面で厳しいものでした。
また先進的なハイカーが試用していた煙突型のウッドストーブも存在していましたが、小ぶりな枝葉をくべ続けながら火を起こす必要があり、カップ一杯の湯をわかすのがやっとの火力しか得られないことが多く実験的なギアの範囲を出ないものでした。
スイスSTC社のブルーノ氏が開発したピコグリル398は、重量442gとハイキングに持ち運ぶのにも充分な軽量さで、フラットに折りたたんでパッキングできます。組み立ては簡単で、プレートとフレームを組み合わせた独特の形状になります。
他の煙突型のウッドストーブに比べて大きな薪を使うことができることから火も長持ちでき、構造的に一方向に薪をくべるので空気の通りがよく、多少の濡れた薪でも火付けが容易で、少ない薪でも充分な火力を得ることができます。フレームの足部分に一定の高さもあるためグラウンドにダメージを与えません。 (※植生がある場合は念のため下にアルミシート等を敷いてお使いください)
出典:正規代理店WANDERLUST
代表作は「Picogrill(ピコグリル)398」
何点かあるピコグリルの商品の中でも代表作は、やはり「ピコグリル398」でしょうか。
huanbushの焚火台は「Piogrill(ピコグリル)」のオマージュ商品
あくまで私の主観ですが、今回ご紹介する「huanbushの焚火台」はPiogrill(ピコグリル)のオマージュ商品だと思われます。
以下に「Piogrill(ピコグリル)85、239」の紹介を記載します。
Piogrill(ピコグリル)85
- サイズ:収納時:約25x16×0.4cm 組立時:直径12cmx14cm
- 重量:約128g(※下記付属品を含めた総重量)
- 素材:ステンレス
- 付属品:収納ケース・固定用五徳1本
- 価格:8,000円(内税) (※2023年12月時点の価格)
Piogrill(ピコグリル)239
- サイズ:収納時:約33.5x19.5×0.4cm 組立時:直径17.5cmx18.5cm
- 重量:約290g(*付属品を含めた総重量)
- 素材:ステンレス
- 付属品:収納ケース・スピット(串)1本・固定用五徳1本
- 価格:10,000円(内税) (※2023年12月時点の価格)
「huanbush 焚火台」の紹介
「huanbush」とは
「huanbush」はAmazonを中心としたECサイトで展開しているアウトドア用品を取り扱うメーカーです。
「超軽量、携帯便利」をうたっていて、軽量でコンパクトな製品を多く取り扱っています。
「huanbush焚火台」の情報
「Piogrill(ピコグリル)85、239」に対してhuanbushの焚火台も2種類のサイズがあります。
※明確な商品名の記載は確認できなかったのですが、Amazonストアーサイトの商品説明欄の中に「huanbush85」「huanbush239」の記述がありましたので以下では「小さいモデルをhuanbush85」「大きいモデルをhuanbush239」と記載します。
「huanbush85」
- サイズ:収納時:約24.5x17.0 組立時:17.5cmx14.0cm
- 重量:約110g
- 素材:ステンレス鋼
- 付属品:収納ケース・固定用五徳1本 ※串は付属していません。
- 価格:1,889円(内税) (※2023年12月時点の価格)
「huanbush239」
- サイズ:収納時:約33.5x24.0 組立時:25.0cmx18.5cm
- 重量:約260g
- 素材:ステンレス鋼
- 付属品:収納ケース・スピット(串)1本・固定用五徳1本
- 価格:2,698円(内税) (※2023年12月時点の価格)
「huanbush焚火台」の特徴
1.非常にコンパクト
収納すればA4サイズ程にコンパクトになります。
製品自体の厚みは5mmも無いほどで、バックパックへの収納を考慮すると非常に適した焚火台になっています。
2.組み立てが簡単
展開から設置が非常に簡単です。
少し急げば、約3秒程でも設置ができてしまうほど簡単に組み立てることが可能です。
3.燃焼効率が優秀
コンパクトな焚火台は燃焼効率が悪い物も多々ありますが、huanbushの焚火台は火床から上方への空気の流れが生まれるため(煙突効果)多少乾きが甘い薪なども容易に燃焼させることができます。
下の写真で分かるように左上の乾燥があまい薪から水分が出てきていますが、難なく燃やしてくれています。
4.調理も可能
付属のスピット(串)を使えば、クッカーやケトルなどの五徳として使えます。
また、火加減を調整すれば直火での調理も可能にします。
「スピット(串)」はとても理にかなっていて、焚火台上部に装着する「固定用五徳」と合わせて使う事により3本の水平な五徳が完成します。
※「huanbush85」には焚火台に取り付ける五徳は付属していますが、二股のスピット(串)は付属していません。
Piogrillではなく、huanbushを選んだ理由
huanbushとPiogrillの比較
私は軽量焚火台の購入に際して以下の点で「huanbush」と「Piogrill」とを比較しました。
※下記では私が実際に購入した「huanbush(中)」と「Piogrill239」を比較していきたいと思います。
大きさ、重さ
「Piogrill239」
- サイズ:収納時:約33.5x19.5×0.4cm 組立時:直径17.5cmx18.5cm
- 重量:約290g(※付属品を含めた総重量)
「huanbush239」
- サイズ:収納時:約33.5x24.0 組立時:25.0cmx18.5cm
- 重量:約260g
「Piogrill239」に比べて「huanbush239」は高さは同じだが、幅が「Piogrill239」の「17.5cm」に対して「huanbush239」は「25.0cm」とひと回り大きい造りになっている。
Piogrill239に比べてhuanbush239がひと回り大きい作りだが、製品重量はPiogrill239の「290g」に対してhuanbush239は「260g」と軽い造りになっている。
しかし、「Piogrill239」の製品重量は「※付属品を含めた重量」の記載の為、重さは同等だと推測できます。
性能で比較
「Piogrill239」と「huanbush239」を写真で比較してみると瓜二つの仕上がりになっています。
厳密な鋼材などの違いはありそうですが、製品自体の焚火台としてのロジックは同じとすると性能の違いはとても小さいものになりそうです。
価格で比較
「Piogrill239」
- 価格:10,000円(内税) (※2023年12月時点の価格)
- ※2023年12月時点のAmazon価格は11,000円(内税)
「huanbush239」
- 価格:2,698円(内税) (※2023年12月時点の価格)
- ※2023年12月時点のAmazon価格はタイムセールで1,532円(内税)
「Piogrill239」と「huanbush239」を価格の点で比較してみます。
定価は「Piogrill239」が10,000円(内税)に対して「huanbush239」2,698円(内税)となっていて、「Piogrill239」が「huanbush239」4倍の価格となっています。
しかし、2023年12月時点のAmazon価格では「Piogrill239」が11,000円(内税)に対して「huanbush239」はタイムセールで1,532円(内税)となっていて、「Piogrill239」に対して「huanbush239」が7分の1の価格になっていました。
私が購入した頃は1,400円(内税)ほどの価格での購入だったこともあり、「huanbush239」のコストパフォーマンスも高さが光る結果となりました。
実際に「huanbush239」を使ってみて感じた事
薪の投入口を改造してみた
「正面の開口のサイズが薪を投入する際に狭い」と感じた私は、商品が戸着して間も無く箱だし状態の製品に対して改造を試みる事にしました。
開口部を切断し、狙い通りの仕様になったことで長い薪や大きい薪の投入が楽に行えるようになりました。
商品価格が「1,400円(内税)」という事もあり、気軽に改造を行うことができる点もこの焚火台のメリットに感じました。
焚火台としての造りは問題なし
写真は購入後の初火入れの時の様子です。
キャンプ場で頂いた無料の薪で焚き火を行いました。薪は雨ざらしの場所にあった為か多少湿っていましたが、本燃焼が始まると行き良いよく燃えてくれました。
購入前から予想はしていましたが、燃焼効率はとても良く感じました。
徒歩でのバックパックキャンプで活躍
写真は電車を使った徒歩キャンプに行った時のパッキング内容の写真ですが、この時は「焚火台は軽いhuanbush239以外の選択肢は無い」と感じました。
私自身、「ピコグリル398」や「ファイアーBOX」を所有していますが、今後も徒歩でのキャンプでは軽量で燃焼効率の良い「huanbush239」が活躍してくれそうです。
使用の際に気を付ける点
「huanbush239」は「軽い」「コンパクト」「高い燃焼効率」の三拍子が揃った焚火台ですが、「焚火台底面から発生する熱」と「薪の燃えカスの落下」に気をつける必要があります。
下の写真は砂利のサイトでしたが、念のため焚き火シートとステンレスのプレートを敷いて焚き火を行った際の様子です。
片付け後に焚火台下部の地面の影響はほぼゼロでしたが、特に芝生のサイトなどでは焚き火の燃えかすの落下や、地面への輻射熱の影響を考慮する必要があると感じました。
写真は自身で作成した焚火台を底上げする治具を取り付けた様子です。
焚火台の重心が高くなり不安定になりましたが、熱の影響を受けやすいサイトで使用する際にはこのように地面からの距離をとる工夫が必要になります。
下記は同メーカーから出ているメタルプレートになります。
まとめ
今回は私が愛用している【UL焚火台「huanbush239」】の紹介記事でした。
とにかく「軽い」「コンパクト」「高い燃焼効率」の三拍子が揃った焚火台。
それが「huanbush239」になります。
- バックパックキャンプでの徒歩キャンプの際に適した焚火台を検討されている方。
- 「軽い」「コンパクト」「高い燃焼効率」の三拍子揃った焚火台を探している方。
- 多少乾きがあまい薪でも燃焼してくれるコンパクトは焚火台をお探しの方。
- Piogrill85、239の購入に躊躇している方
上記のような方には【UL焚火台「huanbush239」】をお勧めいたします。