- ピコグリルを使っているけど火床が反って使いずらいんだよね…
- 火床の反り問題どうにかならないかな?
- ピコグリルの火床の反り問題の解決方法を教えて!
一般的に焚き火でピコグリルを使われる方が「火床の反りが酷くて使いずらいな、、」と悩むケースは非常に多いです。
私は2015年から、6年で300泊のキャンプを行ってきました。しかしそれらを通して、数々のキャンプギアの購入を繰り返し、たくさんお金を使い、たくさんの遠回りをしてきました。
そこでこの記事では、焚き火でピコグリルを使う際に発生する「火床の反り問題」を解決する為の『具体的な方法』を解説します。
この記事を読めば、「火床の反り問題」を解決する方法がわかります。
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ピコグリルを300回使った私がお勧めする火床が反った時の解決方法
「火床の反り問題」とは
ピコグリルを使用している人であれば誰しも直面する不具合の一つに「火床の反り問題」があります。
新品のピコグリルでも焚き火で10回程使ってるうちに、熱が入り火床が内側にロールするように変形してしまう現象が起きます。
この症状は発生すると、フレームへの火床の引っ掛かりが弱くなり固定が不安定になってしまいます。
引っ掛かるべきところに引っ掛からないと更なる火床の変形にもつながってしまいますし、大きい薪を置いた際などに火床がゆがんでしまい、使用感が非常に悪くなってしまいます。
私がおすすめする対処法 名付けて「表替え」
熱が入って一度反ってしまった火床の形を整えるのはほぼ不可能に近いです。
そこで私が「火床の反り問題」に対して、考え実行した内容を下記に記します。
1.火床を分解する
まず2枚の火床の接合部分から2枚に分解します。
※火床の厚みは0.2mmですので、火床自体が裂けないように慎重に取り外してください。
下記は2枚の火床を取り外した写真ですが、ロール状に変形しているのがわかります。
2.表と裏を返して連結する
取り外した火床の表と裏を反対にして接合させます。
火床は4つの爪でつながっていますが無理につなげようとそると火床が裂けてしまうので注意して作業してみてください。
※今回の作業工程の中でここが一番慎重にしていただきたいポイントになります。無理やりすると火床の破損に繋がってしまいます。
3.これで完成
単純な作業ですがこの作業で火床がロールしてイマイチになる現象が改善されます。
下の写真のフレームと爪の接点をご覧いただくと、火床がフレームにしっかり4固定されているのが分かると思います。
火床自体が外側に突っ張るような形状になるため、新品の時よりもしっかり固定されています。
私はこの方法で火床の変形してしまう問題が解決しました。
火床の変形でお困りの方にはとてもおすすめできますが、作業をする際に火床が破損してします事も想定されます。
行う際はくれぐれも慎重に行い、自己責任でお試し下さいませ。
表替えの際に火床が裂けた話
2023年時点で3枚目の火床を使用している私ですが、1度「表替え作業」を行なった際に火床が裂けたことがありましたのでその経緯を下記に記載します。
「表替え作業」で火床が裂けた経緯
1枚目の火床は2018年の6月に使いはじめてから1年半後の2019年の12月に壊れました。
この期間で私は116泊のキャンプを行い、夜と朝の焚火を換算すると約150回以上使用した計算になります。
この期間で「火床の表替え作業」を2度行い、2度目の「表替え」はおおよそ140回ほど使用したタイミングで行いましたが、2度目の作業時に火床に軽く亀裂が入ってしまいました。
この時の火床の亀裂が火床を買い替えるきっかけになってしまったという結果になりました。
当時の火床の状態は140回ほど使用していて劣化が進んでいた事もあった為、「表替え」の作業自体はあくまで破損のきっかけになったに過ぎないと考えられます。
上記から劣化が進んだ火床で「表替え」を行う際には、更に慎重に行うか、「表替え」を行わない事をお勧めします。
まとめ
今回は私が愛用しているピコグリル398の「火床の反り問題」に対して行なっている解決方法の紹介記事でした。
数ある焚火台の中で知名度が高く、使用者が多い焚火台「ピコグリル398」
- 仕舞が薄く小さい
- 設置が容易
- 薪の燃焼効率の良さ
- 調理にも適した構造
「ピコグリル398」はこの4点の部分で完成されている焚火台だと私は思っています。
そんなピコグリル398の使用者が誰しもが抱える悩み「火床の反り問題」
この記事がピコグリルをお使いの方々の参考になりましたら幸いです。