- 冬キャンプをしてみたいけど「キャンプ用ストーブ」はどうしよう…
- 色々な「ストーブ」があってよくわからない
- 冬キャンプにお勧めの「アウトドアストーブ」を教えて!
一般的に冬キャンプを始めたい方が「おすすめのアウトドアストーブは何を買えばいいの?」と悩むケースは非常に多いです。
私は2015年から、6年で300泊のキャンプを行ってきました。しかしそれらを通して、数々のキャンプギアの購入を繰り返し、たくさんお金を使い、たくさんの遠回りをしてきました。
そこでこの記事では、冬キャンプに適した【アウトドアストーブ3点】の『特徴』と『具体的な使用例』を解説します。
この記事を読めば、冬キャンプを始める際の「アウトドアストーブ」の選び方が分かります。
すでに「アウトドアストーブ」をお持ちの方は以下の記事もお勧めです
【冬キャンプ入門】キャンプ用ストーブの選び方を300泊した私が解説
冬キャンプを始めたい方のストーブ選び
「冬にキャンプ」って敷居が高く感じますよね?
私も以前は冬キャンプに対して「キャンプ上級者がやるもの」とか、「冬にキャンプなんて危険だ」という感覚がありました。
しかし、1度冬キャンプをしてみると「冬がキャンプにベストな季節」と思うになりました。
今回はそんな冬キャンプを簡単に快適に過ごすためのギア「ストーブ」の中で、私が所有しているストーブ3点を用いて冬キャンプに適した「アウトドアストーブ」の紹介をしていきたいと思います。
冬キャンプの良い部分(東北地方ver)
- その他の季節に比べて湿度が低く空気が澄んでいて星空がきれいに見える。
- 虫の数が極端に少なくなりとても快適。
- シビアな環境で過ごすと感性が敏感になる為か料理が美味しく感じる(私だけ?)
冬キャンプ経験者であれば同じような感覚を味わった事があると思います。
天候をしっかり選んで行えば危険度は下がりますが、やはり暖をどうとるかがポイントになってきますね
私が今まで使ってきたストーブ3点の紹介
冬キャンプでの暖の取り方は様々ありますが、ここでは私が使用してきたストーブの紹介をしていきたいと思います。
- スノーピーク レインボーストーブ(トヨトミOEM)
- アルパカストーブ(TS-77A)
- ホンマ製作所 時計型薪ストーブ ステンレス
【1】スノーピーク レインボーストーブ(トヨトミのOEM)
私に初めての冬キャンプを体験させてくれたストーブです。
当時の私はスノーピークが大好きでトヨトミではなく「スノーピークのレインボーストーブ」をあえて購入していました。
スノーピークの名前がついただけで倍近くの値段だった記憶があります。
レインボーストーブのメリット
- 灯油なので燃料コストが安い。
- 側面の虹色に光る灯りがキレイ。
- トヨトミの純正品だと安く購入できる。
- 上部のみが温まるので、雪中キャンプで雪に埋めても使える(下記写真)
レインボーストーブのデメリット
対流式なのでストーブの上部しか温まらない。
熱量が低く、大きいシェルターで使用すると寒い(気温によります)
結論、メイドインジャパンですし、厳冬期以外での使用ならとてもおすすめします
下の写真は雪中キャンプで雪の中にレインボーストーブを埋めて使っている写真です。
「対流式」という構造なので上部しか暖まらない為このような使い方ができます
【2】アルパカストーブ TS-77A
アルパカストーブのメリット
灯油なので燃料コストが安い。
側面から輻射熱も出るのでレインボーに比べて暖かく火力が強い。
真冬のキャンプでも対応できる暖かさ。(東北レベル)
アルパカストーブのデメリット
細かな部分が海外クオリティー。
安全装置が付いていないモデルもある。
厳冬期ではレインボーストーブが寒い事を理由に、追加で購入しました。
私は振動を検知すると自動消化機能が付いたモデルを使用しています。
最近は日本規格で新型も発売されているようです。
私の中で一番出番が多いストーブになっています。
比較的コンパクトなので小さなテントに入れて使うこともできます。
下記は2人用テント「HILLEBERGのSTAIKA」に入れて使用している写真です。
トンネルテントに入れて1人用シェルターとしてもよく使っています。
【3】ホンマ製作所 時計型薪ストーブ ステンレス
薪ストーブのメリット
テントの中で焚火ができ、暖炉のように使える。
ストーブ上部はスペースも広く常にお湯を沸かしておいたり調理もできる。
燃焼をMAXにすると外気温が氷点下でもテント内はTシャツで過ごせます。
薪ストーブのデメリット
ストーブ本体、延長煙突、燃料の薪と、荷物が大量になる。
薪が無くなると暖が終了する。
設営撤収が大変。
煙突の長さや設置を間違うと煙が逆流して危険。
色々な薪ストーブが売っていますが私はホンマ製作所の時計型ストーブにしました。
私がホンマ製作所のストーブにした理由
- 40cm程の薪が余裕で入る。
- 煙突がΦ100程あるので排気の抜けがとても良い。
- 安いのでラフに使っても気にならない。
- 1年を通して使用回数が少ないギアにはあまりお金をかけたくない。
セッティングさえ気をつければ、やはり薪ストーブは最高す。
煙突の長さは横:縦が2:3の比率以上にすると煙の逆流はしずらいようです。
私の場合は横を幕除け分で900mm、縦を270mmの1:3の比率で使用しています。
ちなみに鋼板のモデルもありますが、知り合いが使って「1シーズンで熱と腐食でダメになった」との話も聞いたことがありますので、材質はステンレスのものをおすすめします。
薪が熾火になりかけたタイミングだと蓋を全開にして暖炉状態にして遊んでます。
雪が降り続く中での設営撤収はとても大変ですけど、薪ストーブを使った冬キャンプにはその価値はあると思います
薪の投入口の蓋をガラス付きにすると炎が見えるようになるので交換されるのをおすすめします
最近では3面ガラスになっているモデルもあります。
ユニフレームのフィールドラックがスタンドに最適
ホンマのステンレス薪ストーブは足が短い仕様になっています。
そのため、直置きでの使用だと地面との距離が近くなってしまい、輻射熱で生えている芝などが燃えてしまう危険があります。
そこでお薦めなのが「ユニフレームのフィールドラック」です。
ラックの上にストーブを乗せて使用すると、ラックの網の目に丁度良くストーブの足が入る事によりしっかり固定され、ストーブを地面から離すこともでき、安定した状態で使用できるのでおすすめです。
ユニフレーム公式サイトはこちらから
※テント内でのストーブの使用について
石油ストーブ、薪ストーブのテント内での使用はメーカーも推奨はしておりません。
テント内でストーブを使用される方は一酸化炭素チェッカーなども一緒に使い、火傷なのへの注意はもちろんですが、※自己責任での使用をお願い致します。
参考までに私が使っている一酸化炭素チェッカーを下記に載せます。
海外製は計器としての品質が心配ですので、安価なものを使われる場合には複数での使用をおすすめします
まとめ
今回は私自身が今まで使ってきた冬キャンプに使える「ストーブ」のご紹介記事でした。
一見敷居が高く感じる「冬キャンプ」、「雪中キャンプ」ですが、ストーブがあればとても快適なキャンプが可能になります。
皆さんのキャンプギアにもストーブを導入して、虫もいない澄んだ空気の中で最高のキャンプを過ごしてみませんか?
ちなみに下の写真は秋田県とことん山で3日で150センチ積もった時のキャンピングの様子です。
こんなコンディションでもストーブがあれば快適なキャンプが可能になります。
(使用ストーブ:アルパカスイトーブ)
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